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ビジネス渡航者向けにPCR検査 川崎医科大付属病院 診断書も発行

ビジネス渡航者向けのPCR検査と診断書発行を始めた川崎医科大付属病院=倉敷市松島
ビジネス渡航者向けのPCR検査と診断書発行を始めた川崎医科大付属病院=倉敷市松島
 川崎医科大付属病院(倉敷市)は、海外に出張するビジネス渡航者向けに新型コロナウイルスへの感染の有無を調べるPCR検査と診断書の発行を始めた。世界的流行が収まらない中、入国者に陰性を証明する書類提出を求める国も多く、やむを得ず海外出張する人たちのニーズに対応する。

 世界経済を回復させるため、人の国際往来の段階的な再開を進める日本政府が6月、日本渡航医学会に協力を要請。学会の呼び掛けに全国79医療機関(9日現在)が応じた。岡山県内では同病院のみで、近隣では、広島大病院(広島市)などが取り組んでいる。

 川崎医科大付属病院では6日から希望者の受け入れを開始。既に検査を実施し、予約も十数件入っている。対象者は、渡航する国と日付が決まっていて、渡航先の政府など公的機関から新型コロナに関する健康診断書を要求されていることを条件としている。

 検査は1日4人までで予約制(086―464―1548)。検査翌日に診断書を発行する。保険外診療で、料金は受診料などを含め4万4千円(税込み)となっている。

 国内でのPCR検査は原則、医師が必要性を認めたり、感染者と濃厚接触した可能性が高かったりした人が優先されている。学会理事長でもある同病院の尾内一信院長補佐は「世界的にこれからは仕事だけでなく、スポーツや旅行などあらゆる場面で陰性証明を求められるようになってくるだろう」と話している。

 学会は79医療機関をホームページで紹介しているほか、今後の需要の高まりに対応するため医療機関を増やしていく方針だという。

(2020年07月10日 21時02分 更新)

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