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学習の遅れ解消の見通し 作州10市町村教委

学習の遅れ解消の見通し 作州10市町村教委
 新型コロナウイルスでの休校による学習の遅れについて、作州地域の全ての市町村立小中学校で既に解消したか、夏休みの短縮などで解消できるめどが立っていることが各市町村教委への取材で分かった。一方、多くの学校で水泳の授業を中止するなど、感染防止に注意を払っている様子も浮き彫りになった。

 休校による学習の遅れを取り戻す対策や、感染防止への取り組みなどをエリアの全10市町村教委に尋ねた。

 休校に伴う授業の不足時間数は、津山市は学校によって異なるが小中ともおおむね100時間程度、新庄村は小中とも28時間、奈義町が小学校は8~20時間、中学校は16~24時間、美咲町は小中とも18時間、久米南町は10~30時間の見込み。

 真庭、美作市、西粟倉村は小中とも不足はなく、鏡野、勝央町もほぼないという。

 授業の不足がある5市町村は夏休みを短縮するなどして必要な時間数を確保する。

 津山市は8月1~16日の16日間、奈義町は7月23日~8月23日の32日間とする。美咲町は7月18日~8月23日の37日間にする上、各校長の判断で学習補充のサマースクールを1週間ほど行う方針。久米南町は7月29日~8月24日に短縮する。

 新庄村は、小中とも延期や中止を決めた行事に充てる予定だった時間を授業に活用。小学校は夏休み中の登校日を1日増やし授業をする。

 このほか、授業時間の不足がない美作市は、保護者の判断で学校を欠席した子どもには夏休み中に個別に登校してもらい授業を受けてもらうよう準備を進めている。

 一方、新型コロナの感染防止のため、授業の一部を見合わせる動きもある。

 ほとんどの小中学校で水泳の授業を取りやめており、全校で実施しているのは真庭市と新庄村のみ。鏡野町は児童数が多い南小だけ「3密」(密閉、密集、密接)を避けるため見送った。

 西粟倉村は小学校は授業をするが、自前のプールがなく小学校の施設を使っていた中学校は中止にした。

 津山市は水泳に加え、調理実習と音楽の合唱を当面行わない。

 さらに津山市、勝央町、美咲町、新庄村などの小中学校、久米南町の中学は給食を向かい合って食べるのをやめている。

 このほか、多くの学校が1学期に予定していた学校行事を2学期以降に延期した。

(2020年06月12日 18時30分 更新)

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