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特典付き宿泊プランを助成 倉敷市 「みらい旅」、事業者に40%

倉敷国際ホテルが特典付きで販売している宿泊部屋
倉敷国際ホテルが特典付きで販売している宿泊部屋
特典付き宿泊プランを助成 倉敷市 「みらい旅」、事業者に40%
 新型コロナウイルスの収束後に観光業の復活を図ろうと、倉敷市は、特典付き宿泊プランの前売りを助成する事業「ぼっけぇお得な『倉敷みらい旅』」を展開している。宿泊料以上のサービスを受けられる「お得感」で観光客を呼び込むとともに、未曽有の事態に苦しむ事業者が今すぐ、収入を得られるようにするのが狙いだ。

 市内宿泊業者が企画した宿泊プラン販売額のうち、40%を市が助成する代わりに、助成額以上の付加価値を客に提供してもらう取り組み。付加価値は市内業者と連携したものに限り、地元特産品、観光施設の入場券、観光船の乗船券のプレゼントなどを想定する。

 例えば、1人1泊1万5千円の宿泊プランなら、特典として、市特産のマスカットなど果物(6千円以上)を宿泊者に贈呈する。

 販売期間は7月31日まで。誰でも購入でき、購入後に宿泊日を2022年3月31日まで自由に指定できる。助成額の上限は、宿泊プランごとに1人2万円で、1施設当たり200万円。助成対象は、市の外郭団体「倉敷観光コンベンションビューロー」会員の宿泊施設60カ所(6月1日時点)に限る。

 県内最大の観光地・市美観地区にある倉敷国際ホテル(同市中央)は、事業を活用。2人で1泊3万3千円の宿泊プランの特典として、竹製家具・雑貨製造のテオリ(同市真備町服部)が手掛けたボウル(1個1万3200円)を付けた。

 同ホテルは4月の売り上げが、前年同月比で9割以上減った。通常なら書き入れ時のゴールデンウイーク(4~5月)は連日、1日の宿泊者数が10人を超えなかったという。

 「かつてない状態に疲弊している」と藤井徹海総支配人。「将来来てくれるであろうお客さんを一人でも多く、倉敷みらい旅で獲得できれば」と話す。

 市は、特典付きの宿泊プランを設けた宿泊業者をまとめ、専用のウェブサイト(https://www.kurashiki-tabi.jp/campaign/miraitabi/)で公開している。

(2020年06月03日 13時32分 更新)

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