山陽新聞デジタル|さんデジ

倉敷のB型事業所が手作りマスク デニム生地など使った商品好評

ひかり工房が手掛けているマスク
ひかり工房が手掛けているマスク
マスクを手に話し合う松下さん夫婦(左の2人)らスタッフ
マスクを手に話し合う松下さん夫婦(左の2人)らスタッフ
 西日本豪雨で被災した倉敷市真備町地区の支援活動を行ってきた同市の夫婦が、障害者の就労継続支援B型事業所「ひかり工房」(同市新倉敷駅前)を立ち上げた。先月から新型コロナウイルス感染拡大で品薄になっているマスクを作っており、取扱店ではすぐに売り切れるほどの人気となっている。

 夫婦はJR新倉敷駅近くで居酒屋を営む松下光明さん(47)、かよさん(47)。2018年7月の西日本豪雨後にボランティア活動に参加したり、店内で被災者が交流する機会を設けたりしてきた。取り組みを通じて「障がいのある人たちの居場所もつくりたい」と思うようになり、昨年12月に工房を開設した。

 市内外の20~50代の約10人が利用している。当初はトートバッグやコースターといった手芸商品を製作していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け「自分たちも力になりたい」と3月からマスクも作り始めた。

 大人と子供用の2種類があり、県産のデニム生地などを使い、犬や猫の足跡やロゴマークをプリントしている。

 工房のほか、ホテルセントイン倉敷(同市新倉敷駅前)や洋菓子店「パティスリー ラ・ビッシュ」(同所)、洋品店「ボンヌ・シャンス」(同)、パン店「アンブロシア」(総社市駅南)でも販売しており、納品日に完売するなどの盛況ぶりになっている。地域の高齢者支援センターを通して、訪問介護職員らにも100枚を寄贈した。

 1枚300円。材料費などを除いて利用者の工賃になる。かよさんは「誰かの役に立つというのが利用者のモチベーションになっている。みんなで頑張って心を込めて作りたい」と話している。

 県内の住民に優先的に販売する。ツイッターでも4取扱店へのマスク納品日などを知らせている。問い合わせは、ひかり工房(日曜休み、午前10時~午後3時、086―442―8626)。

(2020年04月18日 13時32分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ