山陽新聞デジタル|さんデジ

おでかけ

中国山地の麓に春 がいせん桜見頃 岡山・新庄、薄ピンク色のアーチ

岡山県新庄村で見頃を迎えたがいせん桜=10日
岡山県新庄村で見頃を迎えたがいせん桜=10日
 旧街道の宿場町を晴れやかに染める岡山県新庄村の「がいせん桜」が見頃を迎えた。風情漂う通りが薄ピンク色のアーチで彩られ、中国山地の麓に遅い春の訪れを知らせている。

 旧出雲街道沿いの約400メートルにソメイヨシノ133本が並ぶ。日露戦争の勝利を記念して1906年に植えられたのが始まり。村によると、3月以降の冷え込みが影響し、昨年より1週間遅い7日に咲き始めた。

 八分咲きとなった10日は県内外から家族連れやカップルが訪れ、写真撮影や飲食の露店を楽しみながら並木道を歩いていた。初めて来たという広島市の女性(70)は「桜も昔にタイムスリップしたような町並みもすごくいい。のんびりした雰囲気で大満足」と話していた。

 11日にも満開を迎えそうで、見頃は16日ごろまでの見込み。12日までの午後6時半~同9時はライトアップする。地元有志らが村産品などを販売する「がいせん桜まつり」は14日まで。問い合わせは村産業建設課(0867ー56ー2628)。

(2024年04月10日 20時01分 更新)

【おでかけ】の最新記事

ページトップへ