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山あいに千年の風格 醍醐桜が満開 真庭、春の息吹漂わせ

威風堂々と咲き誇る醍醐桜=4日
威風堂々と咲き誇る醍醐桜=4日
 樹齢千年といわれる岡山県天然記念物・醍醐(だいご)桜(真庭市別所)が満開を迎えた。標高約450メートルの高台にたたずむ姿は、まさに威風堂々。淡いピンク色の花が風に揺られ、山あいに春の息吹を漂わせている。

 3月の冷え込みが影響し、昨年よりも1週間遅い3日に満開になった。樹種は、ソメイヨシノより花が一回り小さいアズマヒガン。樹高約18メートル、四方への枝張りは約20メートルにも及ぶ巨木の風格に、前日の雨が上がった4日、満開を待ちわびた家族連れらがカメラを向けつつ見入っていた。

 初めて訪れたという自営業女性(56)=岡山市南区=は「見頃になるのを毎日楽しみにしていた。見たことのない大きさで圧巻です」と満足げだった。

 真庭市落合振興局によると、見頃は7日ごろまで。午後6時半~同9時はライトアップも行う。開花情報は同振興局(平日、0867ー52ー1111)か、一般社団法人・真庭観光局のホームページで確認できる。

(2024年04月04日 19時02分 更新)

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