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陣屋町華やか 足守町並み雛めぐり 旧商家や民家、観光施設20カ所

旧足守商家藤田千年治邸に並んだ七段飾り雛
旧足守商家藤田千年治邸に並んだ七段飾り雛
 江戸期の風情が残る岡山市北区足守の町並み保存地区一帯で、家庭に受け継がれてきたひな人形を飾る「陣屋町足守町並み雛(ひな)めぐり」(市近水観光振興会主催)が開かれ、華やかな雰囲気に包まれている。23日まで。

 旧商家や民家、観光施設など約20カ所を会場に開催。足守歴史ふれあい通りに面した軒下や車庫は段飾り、陶びな、木製びなと多彩な人形が並ぶ。旧足守商家藤田千年治邸は県内外から寄付されたひときわ豪華な七段飾りなど10セットが置かれ、中には江戸や明治期に作られたものも。

 訪れた人たちは会場を巡り、美しい衣装をまとった内裏びなや三人官女に見入っている。訪れた人(60)=岡山県和気町=は「一つ一つじっくり見ると顔が違って面白い。自分が生まれた頃の人形もあって懐かしい気持ちになった」と話した。

 展示は午前9時半~午後4時。無料。多くの施設は月曜休み。問い合わせは備中足守まちなみ館(086―295―2500)。

(2024年03月02日 13時10分 更新)

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