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春の訪れ セツブンソウかれん 美作の群生地 3月3日まで公開

かれんな花を咲かせたセツブンソウ
かれんな花を咲かせたセツブンソウ
 春の訪れを告げるセツブンソウが、美作市南の群生地(約40アール)で見頃を迎えている。イノシシに荒らされて開花が危ぶまれたが、住民グループ河会山野草を守る会(高坂知行会長)の手入れのかいあって、例年通り白く小さな花を咲かせた。

 イノシシが掘り起こした石を会員で取り除き、穴を埋めて生育を見守ってきた。2日に最初の花が確認されてから山裾一帯に広がり、1本の茎に二つの花の一茎二花、通常5枚の白いがくが多数の八重咲きも見られる。

 今月いっぱい楽しめる見通しで、3月3日まで午前9時~午後4時に公開する。訪れた人は地面すれすれにカメラ、スマートフォンを構え、かれんな姿を撮影していた。

 倉敷市の男性(59)は「かわいらしい花を見て春が近づいているように感じた」と話した。

 入園料200円。

(2024年02月17日 09時24分 更新)

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