おでかけ
伝統技術の粋「お守り刀展」開幕 林原美術館、現代刀工の秀作集う
邪気や災厄をはらうとされるお守り刀の新作が集う「第16回お守り刀展覧会」(全日本刀匠会など主催、山陽新聞社、テレビせとうちなど共催)が23日、岡山市北区丸の内の林原美術館で開幕した。伝統技術の粋を集めた現代刀工の秀作が、ファンを魅了している。
総合、刀身、外装、研磨の4部門で全国公募し、入賞・入選作や招待作計43点を展覧。最優秀の文部科学大臣賞に選ばれた木村光宏さん(熊本県)の脇差しは、切っ先に向かって湧き立つ炎のような刃文が浮かび、勇壮さを漂わせる。招待作を含む全作品のうち1点に与えられる特別賞「プロテリアル賞」に輝いた上山陽三さん(赤磐市)の脇差しは、地鉄(じがね)の黒と明るい刃文とのコントラストが秀逸で目を引く。
友人と訪れた倉敷市、女性会社役員(43)は「同じ一門でも刃文に勢いがあったり、優しく繊細だったり、個性が表れていて面白い」と見入っていた。
会場には、岡山藩主池田家伝来品を含む同館所蔵の刀掛けや刀装具も並ぶ。
来年1月14日まで。同8日を除く月曜と12月25日~1月4日、同9日休館。会期中は土曜午後2時から刀職者や学芸員がギャラリートークする。
総合、刀身、外装、研磨の4部門で全国公募し、入賞・入選作や招待作計43点を展覧。最優秀の文部科学大臣賞に選ばれた木村光宏さん(熊本県)の脇差しは、切っ先に向かって湧き立つ炎のような刃文が浮かび、勇壮さを漂わせる。招待作を含む全作品のうち1点に与えられる特別賞「プロテリアル賞」に輝いた上山陽三さん(赤磐市)の脇差しは、地鉄(じがね)の黒と明るい刃文とのコントラストが秀逸で目を引く。
友人と訪れた倉敷市、女性会社役員(43)は「同じ一門でも刃文に勢いがあったり、優しく繊細だったり、個性が表れていて面白い」と見入っていた。
会場には、岡山藩主池田家伝来品を含む同館所蔵の刀掛けや刀装具も並ぶ。
来年1月14日まで。同8日を除く月曜と12月25日~1月4日、同9日休館。会期中は土曜午後2時から刀職者や学芸員がギャラリートークする。
(2023年11月23日 17時09分 更新)
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