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歌と書と画 一体化した芸術世界 倉敷で清水比庵の生誕140年展

歌、書、画が一体化した清水比庵の作品展
歌、書、画が一体化した清水比庵の作品展
 高梁市出身の歌人・書画家の清水比庵(1883~1975年)の生誕140年を記念した展示が、きび美ミュージアム(倉敷市中央)で開かれている。歌、書、画が一体化した独自の芸術世界に、来場者が見入っている。来年1月16日まで。

 同ミュージアムが所蔵する15点を紹介。正月を迎えた喜びの歌「朝日いま上らんとしてくれなゐに~」は自由奔放な筆致でつづられ、真っ赤な初日の出の絵が添えられている。秋の訪れを表現した歌には、かごいっぱいに入った柿が描かれ、90歳を迎えた際に「福寿」としたためた力強い書もある。

 同ミュージアムは「毎日を楽しく生きる比庵のモットーが伝わる作品ばかり。前向きな気持ちになってもらえれば」としている。

 午前10時~午後6時(入館は同5時半まで)。一般700円、中高生500円、小学生300円、未就学児無料。

(2023年11月18日 13時13分 更新)

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