おでかけ
色彩、表情豊かな動物画59点 高梁で石村嘉成展、旧吹屋小にも
自閉症のアーティスト石村嘉成さん(29)=愛媛県新居浜市=が描いた動物画を紹介する特別展「石村嘉成展~色をまとう動物たち~」が、高梁市歴史美術館(同市原田北町)で開かれている。観光スポットの旧吹屋小(同市成羽町吹屋)でも作品を展示。いずれも大胆な色彩と多彩な表情の力作が披露され、来館者を魅了している。両会場ともに12月4日まで。
2歳の時に自閉症と診断された石村さん。高校3年で制作を始めた版画が国内外で多くの賞を受けるなど、アーティストとして高い評価を得ている。表現の幅を広げようと3年ほど前からアクリル画に取り組んでおり、2019年にも展覧会を開いた美術館が「その変化を紹介したい」と企画した。
美術館では、餌となる魚が現れるまでじっと待つ姿から“動かない鳥”と呼ばれるハシビロコウがモチーフの「Hungry Angry」をはじめ、多数の動物たちが勢ぞろいした縦2・2メートル、横3・6メートルの大作「サバイバルアニマル」など59点を公開。池田動物園(岡山市)のキリン・サンタロウを取り上げた作品も並ぶ。
旧吹屋小には全長26メートルの巨大作品「Animal History」を飾った。
石村さんは「アクリル画は力強さと優しさを描くことができる。見た人が元気になって笑顔で帰ってほしい」と話している。
美術館は火曜休館。入館料は一般千円、65歳以上と高校大学生800円。旧吹屋小の鑑賞料は高校生以上500円(別途入館料が必要)。ともに中学生以下無料。問い合わせは美術館(0866―21―0180)。
11、23日午前11時からは美術館が入る市文化交流館の市民ギャラリーで、石村さんによる公開版画制作とサイン会がある(無料、事前申し込み不要)。
2歳の時に自閉症と診断された石村さん。高校3年で制作を始めた版画が国内外で多くの賞を受けるなど、アーティストとして高い評価を得ている。表現の幅を広げようと3年ほど前からアクリル画に取り組んでおり、2019年にも展覧会を開いた美術館が「その変化を紹介したい」と企画した。
美術館では、餌となる魚が現れるまでじっと待つ姿から“動かない鳥”と呼ばれるハシビロコウがモチーフの「Hungry Angry」をはじめ、多数の動物たちが勢ぞろいした縦2・2メートル、横3・6メートルの大作「サバイバルアニマル」など59点を公開。池田動物園(岡山市)のキリン・サンタロウを取り上げた作品も並ぶ。
旧吹屋小には全長26メートルの巨大作品「Animal History」を飾った。
石村さんは「アクリル画は力強さと優しさを描くことができる。見た人が元気になって笑顔で帰ってほしい」と話している。
美術館は火曜休館。入館料は一般千円、65歳以上と高校大学生800円。旧吹屋小の鑑賞料は高校生以上500円(別途入館料が必要)。ともに中学生以下無料。問い合わせは美術館(0866―21―0180)。
11、23日午前11時からは美術館が入る市文化交流館の市民ギャラリーで、石村さんによる公開版画制作とサイン会がある(無料、事前申し込み不要)。
(2023年11月12日 17時26分 更新)
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