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EV車両の特性知って 岡山ガス 企業や自治体向け試乗会

EVに試乗する参加者ら
EVに試乗する参加者ら
 岡山ガス(岡山市中区桜橋)は10日、岡山県内の企業や自治体の関係者を招いた初のEV(電気自動車)試乗会を同市内の自動車運転練習場で開いた。16社・団体の43人が、試乗を通じて乗り心地を体感するとともに、EVへの理解を深めた。

 三菱自動車と日産、米大手テスラの計4車種を用意。参加者は運転操作の説明を受け、直線やカーブのあるコースを試走した。両備ホールディングス(同市)で脱炭素に取り組む未来事業推進室の小山正倫室長は「静かで揺れのストレスもなかった。脱炭素は企業にとって重要な課題。価格や充電設備といった課題はあるが、EVも有効な手段の一つとして導入を検討していきたい」と話した。

 岡山ガスは昨年4月、企業や自治体向けにEV導入の相談や車両のリース、充電設備の設置、運行管理システムの運用といったワンストップ対応のサービスを開始。まずは車両の特性を知ってもらおうと試乗会を開いた。岡崎達也社長は「EVは“移動する蓄電池”で、エネルギーを効率的に使う重要なツールになり得る。選択肢に加えてもらい地域の脱炭素を後押したい」と述べた。

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