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関西、光南、理大付、倉敷商4強 春の岡山県高校野球

関西、光南、理大付、倉敷商4強 春の岡山県高校野球
 春の岡山県高校野球大会(山陽新聞社後援)第3日は27日、倉敷市のマスカットスタジアムと市営球場で準々決勝があり、関西と光南、理大付、倉敷商が4強入りを決めた。

 関西は今春の甲子園に出場した創志学園に6―0で完勝。横山の先制スクイズ、伊勢田の本盗などで得点を重ね、5回無失点の先発左腕山吹ら4投手の継投で得点を許さなかった。

 光南はエース村上が総社南を1失点完投。理大付は主砲清水の適時打などで奪った序盤の3点を守り抜き、倉敷商はタイブレークの延長十回に途中出場の菰口がサヨナラ打を放った。

 秋春連覇を狙った創志学園をはじめ、昨秋の県大会4強は全て準決勝を前に敗退した。第4日の28日は同スタジアムで午前9時から理大付―倉敷商、光南―関西の準決勝が行われる。

 ▽準々決勝

創志学園
000000000|0
03010200X|6
関西

▽暴投 中野

 【評】関西は5回を被安打4の左腕山吹ら4投手が無失点でつないだ。打線は二回1死満塁で横山が先制スクイズを捕前に決め、伊勢田の本盗、渡辺の適時打で加点。四、六回の追加点は2死からと勝負強さを見せた。

 創志学園は二回1死三塁の先制機を逃すと、以降は得点圏に進んだのが八回のみ。失策や暴投が失点に絡むなど攻守に空回りした。

光南
001010001|3
001000000|1
総社南

▽二塁打 中村、伊勢田▽暴投 石垣2

 【評】光南は6安打に4犠打を絡め効率よく得点した。1―1の五回は左前打で出た伊勢田が連続バントで三進し、中村が左翼へ勝ち越しの適時二塁打。伊勢田は九回の適時打を含め4安打とけん引した。先発村上は球威を武器に9三振を奪い、最少失点で完投した。

 総社南は三回に岸本が同点打を放つも散発5安打で四回以降は三塁を踏めなかった。

理大付
003000000|3
100010000|2
城東

▽二塁打 帆北▽暴投 金沢、帆北、国定2

 【評】理大付は2番手の左腕帆北が4回無失点と好救援し、最少得点差で逃げ切った。打線は0―1の三回1死三塁から寺尾が右前に同点打を放つと、前田が中前打でつなぎ、桜木が左犠飛、清水が左前適時打。ワンチャンスを生かした。

 城東は伴が4安打、森が適時打2本もつながりを欠いて12残塁。国定が五回以降1安打と持ち直しただけに惜しかった。

岡山東商
0000010010|2
1000100001x|3
倉敷商
(延長十回、十回からタイブレーク)

▽三塁打 広野▽二塁打 豊島、妹尾、佐々岡▽暴投 増田2

 【評】倉敷商はタイブレークの延長十回、2死満塁から菰口の右前打でサヨナラ勝ちした。先発和田虎は5回を2安打無失点の好投。同点とされた九回1死二塁から3番手で救援した大坪が打者5人を完璧に抑えた。

 岡山東商は九回、豊島の左中間二塁打で追い付く粘りを見せたが、打線が4安打と力を発揮できなかった。3併殺の堅守は見事。

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