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純金盗ませない! 天満屋の黄金展  警備強化で「安心して楽しんで」

会場全体に目を光らせる警備員
会場全体に目を光らせる警備員

 東京の百貨店で開かれていた「大黄金展」の会場から1040万円相当の純金の茶碗が盗まれた事件が記憶に新しい中、天満屋岡山店(岡山市)で「黄金作品展」が9日、開幕した。プレスリリースには「先般の事件を受け、警備体制を強化して実施」との文字が。約300点20億円相当の置物や仏具をどのように守り抜くのか―。強化した警備体制をのぞいてみた。(鈴木麻美)

 まばゆい輝きを放つ金製の作品が並ぶ会場。物々しい感じはないが、警備員がさりげなく目を光らせる。天満屋では年に1回程度、黄金作品展を実施。販売員が接客しながら、会場全体を見まわしていたが、今回から専門の警備員を投入した。展示品は全てロープで囲まれており、簡単に手を伸ばせないほか、防犯カメラも増やし、会場全体を死角なく撮影できるようにしている。

展示品は全てロープで囲まれている
展示品は全てロープで囲まれている

 東京の百貨店では「アクリルケースの施錠機能がなかった」という点が問題になっていたが、客がしっかり作品を見られることにも配慮し、テープでケースを固定して、すぐに開けられないように対策した。天満屋岡山店は「防犯対策を強化しつつも、安心してお客さまに楽しんでもらえるようにした。ぜひ華麗な作品の数々を見に来てほしい」と呼びかける。

 作品展は13日まで。
アクリルケースはテープで固定している
アクリルケースはテープで固定している

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