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日本の技術で月面探査へ 開発進むルナクルーザー

 月面を走行する「ルナクルーザー」のイメージ(トヨタ自動車提供)
 月面を走行する「ルナクルーザー」のイメージ(トヨタ自動車提供)
 日本人の宇宙飛行士2人が月面着陸する見通しとなった国際月探査「アルテミス計画」で、JAXAとトヨタ自動車などが探査車「ルナクルーザー(愛称)」の開発を進めている。飛行士が宇宙服なしで乗れ、生活しながら月面の広範囲を移動できるキャンピングカーのような宇宙船だ。長期間の移動を伴う月探査は人類初の試みになる。

 探査車には気圧を調整し、地上に近い環境にする与圧キャビンという密閉空間があり、正式には「有人与圧ローバー」と呼ばれる。概念設計では、全長6m、幅5・2m、高さ3・8m。マイクロバス2台分の大きさに4畳半の空間を備える。飛行士2人が約1カ月、寝泊まりできる想定だ。

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