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高齢者、要介護者向け衣料販売 はるやま商事、大阪の企業と協業

見た目は普通の男性用パジャマだが、前合わせは飾りボタンで面ファスナー仕様。ズボンは両脇を全開にできるファスナーが付いている
見た目は普通の男性用パジャマだが、前合わせは飾りボタンで面ファスナー仕様。ズボンは両脇を全開にできるファスナーが付いている
 紳士服大手のはるやま商事(岡山市北区表町)は、高齢者や要介護者向け衣料品の取り扱いを始めた。着脱しやすい普段着やパジャマをそろえ、ビジネスウエアが不要になったシニア層や、現役世代の顧客に両親向けとして売り込む。

 握力が弱くても開け閉めしやすいホックや面ファスナーを備えた上着、肌着をはじめ、尿漏れを吸水するパンツやショーツ、保温性の高い裏起毛のソックスといった男女向け計約370品目を販売。ズボンでは両脇の腰から裾まで全開にできるファスナー付きがあり、座ったままでも着脱が可能という。価格帯は数百~2万円前後。

 防水シーツや車椅子用クッションなどの介護用品もそろえる。公式オンラインストアのみで扱うが、希望があれば店頭での商品確認に対応する。

 ケア・ウェア事業として、高齢者・要介護者向け衣料品卸のケアファッション(大阪市)と協業し、10月に始めた。はるやま商事は「現役時代に『はるやま』を利用していただいたお客さまのニーズに引き続き応えたい」としている。

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