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「柵原学園」統一のブレザー導入 ズボンやスカート組み合わせ自由

全学年でブレザーを統一した来春開校の柵原学園の制服
全学年でブレザーを統一した来春開校の柵原学園の制服
 柵原中(岡山県美咲町下谷)と柵原西小(同町小瀬)、柵原東小(同町行信)を統合して来春開校する義務教育学校「柵原学園」(同町書副)の制服が決まった。1~9年生統一のブレザーを導入する一方で、ズボンやスカートは防寒やジェンダーフリーに配慮して組み合わせ自由。エンブレムには吉井川や山をデザインして柵原地域らしさを強調した。

 ブレザーは紺色で、動きやすいように伸縮性の高い素材を用いた。左胸に同学園の頭文字「Y」と統合する3校を示す三つの星をあしらったエンブレムを配置するとともに、ボタンにも同じデザイン画を採用している。

 中学生に当たる7~9年はチェック柄のズボンとスカートにネクタイ、リボンを好きな組み合わせで着用できる。小学生に相当する1~6年はブレザーのみが統一で半ズボンやスカートは市販でも可。5、6年は7~9、1~6年用のどちらかを選べる。いずれも全体がすっきりと見える青系統の配色でまとまっている。

 試着した同中2年男子(14)は「軽くて着心地が良い。ズボンやスカートに選択肢があるのも多様性に配慮していると感じる」と話した。柵原西小2年女子と柵原東小2年男子=ともに(8)=は「新しい学校に行くのがもっと楽しみになった」と笑顔だった。

 同学園は来年3月上旬の完成を目指して新校舎を建設中で、4月から約300人が通う予定。

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