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人柄や生き方にじむ老練な書 岡山で全国シルバー展

シルバー世代の味わい深い書を鑑賞する入場者
シルバー世代の味わい深い書を鑑賞する入場者
 第36回全国シルバー書道展岡山展(日本書芸院など主催、山陽新聞社後援)が、岡山市北区天神町の岡山県天神山文化プラザで開かれている。人柄や生き方がにじむ力作が、訪れた人を楽しませている。24日まで。入場無料。

 県内の65歳以上の書道愛好者355人が出品。平均年齢は78・6歳で、最高齢は99歳の女性3人だった。題材は漢詩や四字熟語、座右の銘など多様で、伸びやかに「凜として生きる」と記したり、力強い筆遣いで「泰然自若」としたためたり、個性豊かな作品が並んだ。出品者と孫、ひ孫の書を一緒に展示したコーナーもあり、訪れた人はじっくりと鑑賞していた。

 毎年出品しているという出品者(81)=岡山市中区=は「他の人のしっかりとした筆運びで美しく書かれた書を見ると、高齢になってもまだまだ続けていけると励みになる」と話した。

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