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インフル感染、前週比1・75倍 8月下旬から増加傾向

 厚生労働省は15日、全国約5千の定点医療機関に4~10日にかけて報告されたインフルエンザの新規感染者数は2万2111人で、1定点医療機関当たりの平均は4・48人だったと発表した。前週比で1・75倍。定点の感染者数が、流行の目安とされる1人を超えたのは42都道府県だった。

 冬に流行するインフルエンザは、例年春ごろには収束する。だが今年は全国平均が流行の目安とされる1人を下回らないまま、8月下旬ごろから増加傾向で、再び流行の兆しが見える。新型コロナウイルス対策でここ数年はインフルエンザ感染者数も減少し、多くの人の免疫が低下したことが流行の一因とみられる。

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