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岡山市職員 文章力向上へ新聞活用 初の研修開始 資料や広報に生かす

グループワークで記事の見出しを考える市職員
グループワークで記事の見出しを考える市職員
 岡山市は28日、新聞を活用して職員の文章力アップを目指す初の研修をほっとプラザ大供(北区大供)で始めた。各部署の課長補佐級を中心に24人が参加し、10月までの全3回で伝わりやすい資料の作り方や広報活動のこつを学ぶ。

 山陽新聞社でNIB(ビジネスに新聞を)を担当する瀬尾由紀子読者局次長が、新聞記事は重要な要素を先に書く「逆三角形」の構成だと紹介。「報告書を書く時でも時系列ではなく結論から記すと分かりやすい。日々新聞を読むことで『伝えるこつ』が身につく」と助言した。

 受講者は記事を読んで見出しを考えるグループワークにも挑戦。瀬尾次長は「見出しは記事内容が大まかに分かる『究極の要約』。要約力を高めれば文章で要点を伝えやすくなる」と呼びかけた。

 水道局浄水課の藤井茂課長補佐(56)は「文章構成の大切さを改めて痛感した。今後の業務にしっかりと生かしたい」と話していた。

 次回以降は、文章の段落構成の考え方を学んだり、実際に記事執筆に挑んだりする。

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