山陽新聞デジタル|さんデジ

まいられぇ岡山

だんじり勇壮に、秋盛り上げ 「津山まつり」フィナーレ

奴通りを駆け抜ける徳守神社のだんじり
奴通りを駆け抜ける徳守神社のだんじり
境内に向かって参道を上る高野神社のだんじり
境内に向かって参道を上る高野神社のだんじり
 「津山まつり」(津山商工会議所、津山市などでつくる実行委と各町内会主催)最終日の22日、徳守(同市宮脇町)、高野(同市二宮)両神社の秋祭りが開かれ、フィナーレを飾った。引き手のエネルギッシュなかけ声とともにだんじりが勇壮に練り、津山の秋を盛り上げた。

 津山の総鎮守・徳守神社は岡山県重要有形民俗文化財16台を含む20台が市中心部を彩った。国重要伝統的建造物群保存地区の城西地区を巡った後、歩行者天国となった奴(やっこ)通りで笛の音やかけ声に合わせだんじりが速度を上げたり、蛇行して走り回ったりする度に観客から歓声が上がった。

 鏡野町の帰省先から家族6人で見物に来た兵庫県たつの市立神部小5年の児童(10)は「転びそうなくらい速く走っていてかっこよかった。また見たい」と話した。

 高野神社は8台が出動。同市二宮の商業施設を出発し、神事に合わせて神社に集結した。境内はだんじりを間近で見ようと大勢の地元住民や観光客でにぎわったほか、獅子舞や浦安の舞の奉納もあった。

 50年以上だんじりを引いている自営業の男性(75)=同=は「何歳になってもわくわくし、元気が出る。地域が一つになる催しなのでずっと続いてほしい」と笑顔だった。

(2023年10月23日 15時04分 更新)

【まいられぇ岡山】の最新記事

ページトップへ