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臨時休校、対応追われる現場 急きょ“修了式”実施の小中校も

臨時の修了式として校内放送で小瀬校長の話を聞く児童ら=津山市立東小
臨時の修了式として校内放送で小瀬校長の話を聞く児童ら=津山市立東小
 新型コロナウイルスの感染防止対策として政府が3月2日からの臨時休校を要請したのを受け、各学校現場は28日、保護者への連絡など慌ただしく対応した。この日が学年最後の登校日となる可能性もあるため、急きょ“修了式”を行った学校も。学校での勉強の代わりとなる自宅学習をどうするかなど準備期間がないままの長期休みに困惑が広がった。

 津山市では、市立の全27小学校と4中学校で臨時の修了式を実施した。東小(同市山北)では児童が各クラスで校内放送を聞く形で行われ、小瀬善浩校長が「人が多く集まるところに出かけるのは極力避け、手洗い、うがいをしっかりすること」などと休校中の過ごし方の注意点を伝えた。

 鶴山中(同)は一斉メールやホームページを通じて臨時休校を保護者らに知らせた。同中は1年生の学年末試験を3月2、3日に予定していたが、実施できないまま後日の登校日に通知表を渡すという。

 856人が通う岡山中央小(岡山市北区弓之町)では、通常通りの授業を行って児童たちを下校させた。「あまりに急すぎる」と吉田等校長。休み中に自宅で使う学習用プリントなども間に合わず、6日に予定する登校日に改めて児童たちに渡す。

 障害のある子どもたちが通う特別支援学校では、保護者の負担を考慮した対応も。224人が在籍する岡山東支援学校(同市東区宍甘)は、政府が休校を要請した初日となる2日を登校日とし、3~6日も希望があれば児童生徒を受け入れる。「日中預かってくれる福祉事業所との調整で一定の時間が必要」と藤井真理子校長は事情を説明する。

 2日以降も授業を続ける方針が決まった井原市の市立13小。児童数が381人で最も多い出部小(同市上出部町)では、通知文を児童に言付けて保護者に方針を伝えた。

 森川孝一校長は「参観日を中止したり、学年をまたいで行っている清掃を取りやめたりと、集団で子どもが接触する機会を既に減らしている。これまで以上に感染への注意を呼び掛けたい」と話した。

(2020年02月28日 22時46分 更新)

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