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岡山県 インフルエンザ注意報解除 過去10年で期間最長 患者も最多

岡山県庁
岡山県庁
 岡山県は7日、昨年10月5日に発令した「インフルエンザ注意報」を7カ月ぶりに解除した。昨季の解除日(6月8日)より1カ月早いが、発令期間は過去10年で最も長く、患者数も最多だった。

 県によると、指定84医療機関での定点把握に基づく直近1週間(4月22~28日)の患者数は1医療機関当たり0・40人。前週(4月15~21日)の0・55人に続き、2週連続で1人を下回り、解除基準を満たした。過去10年の発令期間では6カ月弱に及び最長だった2016~17年シーズンを上回った。

 今季の患者報告数は28日時点で3万7232人。過去10年の患者報告数と比べると、最多だった17~18年シーズン(3万4472人)を超え、昨シーズン(9465人)の約4倍に上った。ピークは昨年12月上旬で、2月上旬にも小規模な流行があった。

 県疾病感染症対策課は「流行期は過ぎたが、引き続き、手洗いや消毒といった感染対策をお願いしたい」としている。

(2024年05月07日 12時05分 更新)

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