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幻想的 ピアノとステンドグラス 福山、出身の水永さん姉妹が公演

ピアノ演奏とステンドグラス作品を組み合わせた水永さん姉妹の公演
ピアノ演奏とステンドグラス作品を組み合わせた水永さん姉妹の公演
 福山市出身のピアニスト水永亜実子さん(42)と、ステンドグラス作家阿里紗さん(39)姉妹による公演が5日、同市松浜町のリーデンローズで開かれ、美しいピアノ演奏と色鮮やかなステンドグラス映像の“共演”に家族連れらが酔いしれた。

 ステージでは亜実子さんのピアノに合わせ、曲をイメージして制作された阿里紗さんのステンドグラス作品を投影。シューマンの「カーニバル」では、優雅なワルツなどの曲調に合わせ、黄や青色で彩られたチョウや、色とりどりのドレスを着て踊る女性らを描いた作品が次々に映し出された。

 ドビュッシーの「月の光」では、100枚を超えるガラスをコマ送りにして月と雲の動きをアニメーションのように表現。流麗なピアノの調べと重なり、幻想的な雰囲気を演出した。家族で鑑賞した同市立済美中1年の女子生徒(12)は「ステンドグラスと演奏が合わさり、曲の世界に想像が膨らんでいく」と目を細めていた。

 水永さん姉妹は2012年から岡山、広島県内などでピアノ演奏とステンドグラス作品を組み合わせた公演を続けている。

(2024年05月05日 22時15分 更新)

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