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JR京都駅で「不審物」騒ぎ 実は忘れ物、8万5千人に影響

 不審物の通報があったJR京都駅に集まった消防隊員ら=5日午後5時32分
 不審物の通報があったJR京都駅に集まった消防隊員ら=5日午後5時32分
 JR京都駅=2023年2月、京都市下京区
 JR京都駅=2023年2月、京都市下京区
 5日午後4時35分ごろ、JR京都駅の係員から「駅の2番、3番乗り場に不審物がある」とJR西日本の大阪指令所へ連絡があった。同社と京都府警によると、不審物は近江舞子発京都行き普通電車の車内で乗客が発見したリュックサック。府警が確認したところ、中身は衣類で危険性はなかった。

 リュックの外側に手書きで「四塩化一黄酸」と書かれていたが、薬品名ではないとみられる。府警は故意ではないとみて、持ち主に遺失物として返還したという。JR西日本によると、計80本が運休、計97本に最大102分の遅れが生じ、約8万5千人に影響が出た。特急サンダーバードが遅れ、北陸新幹線は1本が運休し、3本に遅れが生じた。

(2024年05月05日 22時48分 更新)

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