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東北の長距離自然歩道、魅力PR みちのくトレイル5年機に

 岩手県宮古市の「みちのく潮風トレイル」の区間(みちのくトレイルクラブ提供)
 岩手県宮古市の「みちのく潮風トレイル」の区間(みちのくトレイルクラブ提供)
 東北の太平洋岸4県を結ぶ遊歩道「みちのく潮風トレイル(MCT)」が6月で全線開通5年となるのを機に、環境省は全国に10路線ある「長距離自然歩道」の利用を呼びかける。東京―大阪間の野山をたどる国内初の「東海自然歩道」も完成から半世紀。ツアーや各種イベントで「長く歩く旅」の魅力をPRする。

 長距離自然歩道は環境省が計画し、整備や管理は都道府県が担当する。計画中を含め、総延長は全国で約2万8千キロ。知名度がなく利用が低迷したり、自治体の財政難の影響で未整備区間が残っていたりする路線もある。環境省はMCTなどの節目で機運を盛り上げ、他路線の利用増や整備促進にもつなげる考えだ。

(2024年05月04日 16時29分 更新)

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