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ラファ侵攻の方針譲らず イスラエル、強硬姿勢維持

 【エルサレム共同】イスラエルのガラント国防相は1日、同国とパレスチナ自治区ガザとの境界にあるケレムシャローム検問所でブリンケン米国務長官と会談し、ガザ最南部ラファ侵攻の「準備を進めている」と強調した。地元メディアが報じた。ブリンケン氏はラファ侵攻に反対する米政府の立場を重ねて伝えたが、イスラエル側は侵攻に踏み切る方針を譲らず、強硬姿勢を維持した。

 イスラム組織ハマスとの間接交渉で、イスラエルは約6週間の戦闘休止中に一部の人質を解放後、戦闘終結を議論する用意があるとの譲歩案を示したとされる。ハマスは2日、最高指導者ハニヤ氏が交渉の仲介役エジプトの情報機関トップと電話会談し、できるだけ早期に代表団をエジプトに派遣すると述べたと発表した。譲歩案への回答を示すとみられる。

 ハニヤ氏は電話会談で譲歩案を「前向きな姿勢」で検討していると強調。エジプトメディアは2日、当局筋の話として、代表団は4日までに到着する見込みだと伝えた。

(2024年05月02日 23時09分 更新)

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