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西九州新幹線の見学ツアー 目指せ「かもめ」博士

 西九州新幹線「かもめ」の車内を見学する子どもたち=17日、長崎県大村市
 西九州新幹線「かもめ」の車内を見学する子どもたち=17日、長崎県大村市
 JR九州は、2022年9月に武雄温泉(佐賀)―長崎間で開業した西九州新幹線「かもめ」の見学ツアーを長崎県大村市の大村車両管理室で始めた。座席や車体の豆知識に関するクイズを出題したり、車庫に止まる実際の車内に案内したりするなど親子連れから好評だ。担当者は「かもめ博士になって帰ってほしい」と話している。

 見学は予約制で、毎週水曜日の午前と午後に8~20人の団体客を対象に無料で開催。約2時間の行程で、事務所で車両管理室の役割の説明やクイズを行った後、新幹線に移動し、各号車を巡りながらガイドする。終了後には新幹線を背景に記念撮影もできる。

 4月中旬のツアーには地元の親子連れグループが訪れ、クイズの解答でかもめの最高時速が約260キロと示されると、小学生の児童らが「すげー」と驚きの声を上げていた。大村市の林雅大さん(34)は「実際に車両を間近で見ながら学べ、子どもと一緒に楽しめた」と満足そうに語った。

 JR九州のウェブサイト「新幹線見学隊」から応募できる。

(2024年04月27日 11時11分 更新)

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