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両陛下、6月下旬に英国訪問 国賓待遇、宮内庁が発表

 天皇陛下、皇后さま
 天皇陛下、皇后さま
 宮内庁は、天皇、皇后両陛下が6月下旬、国賓として英国を公式訪問されると発表した。27日付。20年に即位後初の外国訪問先に予定されていたが、コロナ禍で延期になっていた。日英両国間で調整を進め、今年に入って英国側から改めて招待があった。国賓待遇での天皇の訪英は、在位中の上皇さまの1998年以来となる。

 友好親善を目的とした両陛下の海外訪問は、23年6月のインドネシア以来で即位後2度目。これとは別に22年9月、エリザベス女王の国葬参列で訪英している。

 宮内庁関係者によると、日程は1週間程度で、バッキンガム宮殿での歓迎式典やチャールズ国王主催の晩さん会などに出席する見通し。公式行事のほか、両陛下が留学していたオックスフォード大への訪問が検討されているという。

 英王室は2月、チャールズ国王ががんと診断され、治療を始めたと公表した。3月にウィリアム皇太子の妻キャサリン妃が、がん治療を受けていることも明らかになった。日英政府は国王らの体調などを考慮し、両陛下の滞在中の行事日程を固める作業に当たる。

(2024年04月27日 02時05分 更新)

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