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幽玄 幻想庭園と烏城灯源郷が開幕 ライトアップ華やか 5月6日まで

桜の木をモチーフにしたオブジェ(右下)などがライトアップされた岡山城天守閣一帯
桜の木をモチーフにしたオブジェ(右下)などがライトアップされた岡山城天守閣一帯
 岡山市の後楽園と岡山城をライトアップする「春の幻想庭園」「春の烏城灯源郷」が26日夜、開幕した。両会場は華やかな光に包まれ、訪れた人を幽玄の世界へいざなった。5月6日まで。

 岡山城の天守閣近くでは、桜の木をモチーフにしたオブジェ(高さ約4メートル)を設置。青や白などの照明が投影され、移りゆく四季をイメージした情景が浮かび上がった。周辺の樹木もピンク色に彩られ、旭川の水面に映る「逆さ烏城」に花を添えた。

 友人と訪れた福岡市・西南学院大4年の女子学生(21)は「樹木を照らす桜色のライトアップが幻想的。ムードに癒やされました」と笑顔だった。

 後楽園では、茶せんを模した竹製照明や色鮮やかなあんどんを芝生などに並べ、優美な雰囲気を演出した。

 いずれも午後6時~9時半(入場は同9時まで)。期間中、岡山城では甲冑(かっちゅう)の着付け体験などができる「烏城おしろあそび」(3~5日)、後楽園では玉島だるまに絵付けするワークショップ(2、3日)や音楽演奏会(4、5日)が催される。

 幻想庭園は岡山県と後楽園魅力向上委員会が主催し、岡山市と山陽新聞社が共催。烏城灯源郷は岡山市、おかやま観光コンベンション協会、山陽新聞社でつくる実行委員会が主催する。

(2024年04月26日 21時58分 更新)

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