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「風の奏の君へ」津山で特別上映 5月12日、主演松下さん演奏も

映画「風の奏の君へ」で主演の松下さんがピアノを演奏するシーン。津山文化センターで撮影された(©2024「風の奏の君へ」製作委員会)
映画「風の奏の君へ」で主演の松下さんがピアノを演奏するシーン。津山文化センターで撮影された(©2024「風の奏の君へ」製作委員会)
特別上映会について会見する大和田エグゼクティブプロデューサー(左端)ら=津山市役所
特別上映会について会見する大和田エグゼクティブプロデューサー(左端)ら=津山市役所
 美作、津山市で撮影した映画「風の奏(かなで)の君へ」の製作関係者が24日、津山市役所で会見し、全国公開に先駆けた特別上映会を5月12日に津山文化センター(同市山下)で開くと発表した。主演の松下奈緒さんが作曲して劇中で披露したピアノ楽曲の演奏や舞台あいさつもある。

 映画は、美作市在住の作家あさのあつこさんの小説が原案。松下さん演じるピアニストと茶葉屋の兄弟による恋物語を描き、同市出身の映画監督大谷健太郎さんが監督・脚本を担った。2022年4、5月、同市海田地区の茶畑や林野高、津山文化センター、鶴山公園で撮影が行われ、市民ら400人以上がエキストラとして参加した。

 上映会は「第3回津山国際環境映画祭」の一環で、午後2時半から。松下さんの演奏、大谷監督らとのあいさつに続き、完成した映画を披露する。大和田廣樹エグゼクティブプロデューサーは「皆さんの協力のおかげで、良い映画ができた。作品を通じ、地元にこんな場所があったと発見してもらえればうれしい」と話した。

 チケット(定員800人)は一般3千円、大学生以下千円で、午前に上映する岡山県内で撮影した映画2作品の観賞料を含む。問い合わせは津山文化センター(0868ー22ー7111)。

 6月7日からはイオンシネマ岡山(岡山市)、MOVIX倉敷(倉敷市)などで全国公開される。

(2024年04月24日 19時54分 更新)

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