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観測艦、26日にも調査開始 水深5千メートル超、難航恐れも

 海上自衛隊の海洋観測艦「しょうなん」(海上自衛隊ホームページより)
 海上自衛隊の海洋観測艦「しょうなん」(海上自衛隊ホームページより)
 伊豆諸島の鳥島東方海域で、海上自衛隊のSH60K哨戒ヘリコプター2機が訓練中に墜落した事故で、海自の海洋観測艦「しょうなん」が26日にも現場周辺海域に到着する。機体の主要部分の発見に向け、海底の状況調査を急ぐ。海自と海上保安庁は24日も行方不明になった搭乗者7人の捜索を続けた。

 ヘリは装備を搭載すると10・9トンの重さがあり、海自は海底に沈んでいる可能性が高いとみている。だが現場周辺の水深は約5500メートルで、音波による調査は難航する恐れもある。海自トップの酒井良海上幕僚長は23日の記者会見で、海自の深海調査能力に関し「海洋観測艦だけが有している」と述べた。

(2024年04月24日 16時13分 更新)

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