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池袋事故遺族「悲しみ消えない」 妻子亡くし5年、慰霊碑に祈り

 東京・池袋の乗用車暴走事故から5年となり、慰霊碑に花を供える松永拓也さん=19日午後
 東京・池袋の乗用車暴走事故から5年となり、慰霊碑に花を供える松永拓也さん=19日午後
 悲しみは癒えても消えることはない―。2019年、東京・池袋で乗用車が暴走した事故は19日、発生から5年を迎えた。妻真菜さん=当時(31)=と長女莉子ちゃん=同(3)=を亡くした松永拓也さん(37)は、発生時間に現場近くの慰霊碑に花を手向け、祈りをささげた。事故防止に向けた活動を続ける中、「愛と悲しみをエネルギーにしたい」と語った。

 「もう5年もたったんだとも、まだ5年かとも思う」と松永さん。「命日の前が一番つらく、昨日は通勤中に泣きながら歩いた」。共に訪れた義父上原義教さん(67)は「真菜と莉子に会いたいし抱きしめたい気持ちは変わらない」と話した。

(2024年04月19日 17時37分 更新)

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