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小中の8.3万人に独自テスト 学テに合わせ県教委と岡山市教委

岡山県教委の独自テストに臨む大安寺中等教育学校の生徒
岡山県教委の独自テストに臨む大安寺中等教育学校の生徒
小中の8.3万人に独自テスト 学テに合わせ県教委と岡山市教委
 小学6年と中学3年を対象とした全国学力テストに合わせ、岡山県教委と岡山市教委は18日、他の学年への独自テストをそれぞれ実施した。いずれも全国比較が可能な民間企業作成の問題を使用。県教委は小3~5年と中1、2年、市教委は小2~5年と中1、2年で行い、計約8万3400人が臨んだ。

 県教委の試験は国語と算数・数学に中学生は英語が加わり、岡山市立を除く公立400校の約4万8200人が受けた。岡山市教委は小学生が国語と算数、中学生が国語、社会、数学、理科、英語で市立123校の約3万5200人が挑んだ。両教委とも今夏に結果を公表する予定。

 岡山市北区北長瀬本町の大安寺中等教育学校では1、2年生計約320人が県教委のテストに臨んだ。文部科学省が2025年度に行う全国学力テストの中学理科でパソコンを活用して解答する方式(CBT)を導入する方針を示したのを受け、大安寺を含む県立4中学では試行的にCBTを取り入れた。

 県教委は問題を自前で作成していた方式を変更し、17年度から受験者が多く全国の平均正答率と比較できる民間のテストを採用。岡山市教委も教員有志が作問していたが、22年度から民間テストを使っている。

(2024年04月18日 19時49分 更新)

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