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NYフェスティバルでフジドキュメンタリー番組2部門受賞 『ザ・ノンフィクション』は6年連続受賞の快挙

『ザ・ノンフィクション からだに記す女たち』(C)フジテレビ
『ザ・ノンフィクション からだに記す女たち』(C)フジテレビ
 国際メディアコンクール『NEW YORK FESTIVAL TV&FILM AWARDS 2024(ニューヨーク・フェスティバル2024)』の最終結果が、日本時間本日17日に発表され、『ザ・ノンフィクション からだに記す女たち ~女体書道を願うわけ~』がドキュメンタリー・The Arts(芸術)部門で銀賞を、『最期を選ぶ ~安楽死のない国で 私たちは~』がドキュメンタリー・Human Rights(人権)部門で銅賞を受賞した。

【画像】『最期を選ぶ』思い出の箱を見せてくれた良子さん(60代)

 「ニューヨーク・フェスティバル」は、1957年に発足したテレビ番組・映画・ラジオ・広告・インターネットなど、あらゆるジャンルの映像作品を審査・表彰する国際的なコンクールで、40ヶ国以上から多数の作品がエントリーされた。日本時間17日午前7時より今年の授賞式が「ニューヨーク・フェスティバル」オフィシャルサイト上でオンライン開催され、優秀作品に金賞・銀賞・銅賞などが授与された。

 『ザ・ノンフィクション からだに記す女たち ~女体書道を願うわけ~』は、女性たちの希望する言葉や詩を彼女たちの肌に書や墨絵で描き、アート作品として写真に収める書家・小林覚氏の“女体書道”を通して人生を切り開こうともがく女性たちの姿を追っている。この独自の芸術的な世界観が評価され「ドキュメンタリー・The Arts(芸術)部門」の銀賞を受賞した。

 また、『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜 後2:00※関東ローカル)は「ニューヨーク・フェスティバル」において、2019年『父を殺した母へ~無理心中から17年目の旅~』で銅賞、2020年『おじさん、ありがとう~ショウとタクマと熱血和尚~』が銀賞と国連グローバル・コミュニケーション(UNDGC)賞の銅賞を獲得。2021年『花子と先生の18年~人生を変えた犬~』が銅賞、2022年『ボクと父ちゃんの記憶~家族の思い出 別れの時~』と『あの日妹を殺されて~罪を憎む男が選んだ道~』の2作品がそれぞれ銅賞、2023年『東京デリバリー物語 ~スマホと自転車とホームレス~』が銅賞を受賞しており、今年で6年連続受賞の快挙となった。

 “安楽死”をテーマとした『最期を選ぶ ~安楽死のない国で 私たちは~』は、これまで「第32回FNSドキュメンタリー大賞」で優秀賞を、フランス・パリで開催された日本ドキュメンタリー映像祭「Un petit air du Japon2024」で最優秀賞にあたるエクランドール賞を受賞。スイスでの安楽死を望む人々がその瞬間を迎えるまでにカメラを向けて“最期を選ぶ”ことの意味を世に問いかけ、「ニューヨーク・フェスティバル」では「ドキュメンタリー・Human Rights(人権)部門」銅賞の受賞となった。

 さらに、フジテレビ作品から『地球最後の秘境 南極大陸 観測隊が見た神秘の世界』(ドキュメンタリー・Environment & Ecology(環境・エコロジー)部門)と、『ザ・ノンフィクション 私が踊り続けるわけ~56歳のストリッパー物語~』(ドキュメンタリー・Community Portraits(地域の肖像)部門)の2番組が入賞を果たした。

■各コメント
『ザ・ノンフィクション からだに記す女たち ~女体書道を願うわけ~』
チーフプロデューサー:西村陽次郎(フジテレビ情報企画開発部)
「日本国内でもほとんど知られていない“女体書道”の世界。“『ザ・ノンフィクション』ならば…”と、初めてメディアの取材が許された作品が、国際的にも高い評価を受けたことを嬉しく思います。この受賞が“女体書道”が広く世界に知られるきっかけになることを願っています。番組としても6年連続の受賞と輝かしい記録となり、これからも日本発の世界に通じる魅力的なドキュメンタリーを制作していきたいと思います」

『最期を選ぶ ~安楽死のない国で 私たちは~』ディレクター:山本将寛(フジテレビ情報制作センター)
「自分の死に対する考えや、死にゆく姿をカメラの前で見せることはとても勇気のいることです。“命懸け”で取材を受けてくれた方々の思いを絶対に無下(むげ)にはしないという思いで作った番組がこのような形で評価されたことは光栄です。自分の尊厳のために“最期を選ぼう”とする人々を通して、『生きる』ということ、そして“最期を選ぶ”という選択肢について考えるきっかけになっていれば幸いです」

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(2024年04月17日 09時00分 更新)

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