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初の直接攻撃「限定的作戦」 イラン報復、ガザ戦闘波及

 イランが発射し、イスラエルの少女を負傷させることになったミサイルの一部=14日、イスラエル南部アラド(ロイター=共同)
 イランが発射し、イスラエルの少女を負傷させることになったミサイルの一部=14日、イスラエル南部アラド(ロイター=共同)
 【エルサレム、テヘラン共同】イランは13日夜から14日未明、イスラエルを弾道ミサイルや自爆型無人機で大規模に攻撃した。1日に在シリアのイラン大使館が攻撃を受けたことに対する報復。イランがイスラエルを直接攻撃したのは初めて。イスラエル軍はミサイルや無人機の99%を迎撃したとしている。南部ネバティム空軍基地で小規模な被害が出たほか、少女1人が負傷した。パレスチナ自治区ガザでの戦闘が波及し、中東情勢は緊迫の度を増した。

 国営イラン放送によると、イラン革命防衛隊トップのサラミ司令官は14日、報復は「限定的な作戦だった」と述べ、抑制的な攻撃だったとの考えを表明した。

(2024年04月14日 21時22分 更新)

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