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倉敷市長に伊東氏 無投票5選 市議補選は7人立候補

無投票で5選を決め、支持者らと万歳する伊東氏(中央)ら
無投票で5選を決め、支持者らと万歳する伊東氏(中央)ら
 任期満了に伴う倉敷市長選は14日告示され、無所属現職の伊東香織氏(57)のほかに立候補はなく、無投票で5選が決まった。同市長選の無投票は、1967年の旧倉敷・児島・玉島の3市合併以降で初めて。

 伊東氏は同市真備町地区で出陣式を行い、選挙カーで市内を一巡。午後5時に立候補の届け出が締め切られて当選が決まると、同市本町の倉敷アイビースクエアに集まった支持者約550人(事務所発表)と万歳で祝った。

 伊東氏は無投票での当選に「大変身が引き締まる思い」と心境を説明。西日本豪雨で被災した真備町地区の復興に力を注いできたことに触れ「真備の経験を市全域の災害への備えに生かすとともに、未来に向かい、持続可能なまちづくりを進めていきたい」と抱負を語った。

 倉敷市は復興関連のハード事業をおおむね終えたのを受け、にぎわい創出や住民主体の防災といったソフト対策をいかに加速させるかが課題となっている。伊東氏は5期目の重点施策として、復興の継続に加えて子育て支援の充実、老朽化した公共施設再編の推進などにも意欲を示した。

 伊東 香織氏(いとう・かおり)1990年郵政省(現総務省)入り。2003年から07年まで倉敷市に出向し、総務局長、収入役を務めた。総務省室長を経て、08年の市長選で初当選した。東京大卒。稲荷町。

 一方、現職の辞職に伴う市議補選(欠員2)は新人7人が立候補を届け出た。

 市議補選の立候補者は次の通り。氏名、所属政党、現元新の順。(敬称略、届け出順)

水田 大助 無新
服部 大平 無新
真田 意索 参新
塩津  心 無新
武則 史園 無新
田野  遼 無新
親 佑次郎 無新

(2024年04月14日 19時58分 更新)

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