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伊福部昭作曲「ゴジラのテーマ」を公式サンプリング 『ゴジラ×コング 新たなる帝国』主題歌に

映画『ゴジラ×コング 新たなる帝国』(4月26日公開)日本版主題歌「RISE TOGETHER feat. OZworld」アーティストのAI、Yaffle
映画『ゴジラ×コング 新たなる帝国』(4月26日公開)日本版主題歌「RISE TOGETHER feat. OZworld」アーティストのAI、Yaffle
 海外ではすでに公開中の映画『ゴジラ×コング 新たなる帝国』の日本公開(26日)が待たれる中、日本版主題歌がYaffle x AI「RISE TOGETHER feat. OZworld」であることが発表された。同楽曲を使用した日本語吹替版予告もあわせて解禁となった。

【動画】『ゴジラ×コング 新たなる帝国』日本語吹替版予告

 数多くのアーティスト楽曲を手がける音楽プロデューサーにして近年は話題の映画の音楽制作も担当するなど各方面で高い注目を集めるYaffle(ヤッフル)が、「ゴジラに打ち勝つパワフルな歌声がほしい」と“共闘”相手として選んだのは、日本を代表するアーティストの一人であり、シンガーとしての魅力に加えその愛すべきパーソナリティで多くの人々を魅了し続けているAI。

 実はともに無類のゴジラ好きという共通項を持っていた。言わずと知れたゴジラシリーズの象徴である、伊福部昭作曲「ゴジラのテーマ」のオリジナル音源をサンプリングし、本作のキャッチフレーズである「Rise Together or Fall Alone」を楽曲に昇華させ、ゴジラ映画の新たなるテーマソングを書き上げた。ゴジラ映画のオリジナル音源の公式サンプリングは、今回が史上初となる。

 さらなる共闘者として、独特なニュアンスで繰り出すフロウやスキルフルなラップで独自の世界観を作り上げているHIP HOPアーティストのOZworld(オズワルド)も参戦。ゴジラとコングの最強の共闘を描いた本作にふさわしい、「一線を越えた」最強のコラボレーションが実現した。

 日本語吹替版予告は、70年にわたって世界中に響き続けてきた「ゴジラのテーマ」のフレーズ、その終わりにAIのゴスペルチックな咆哮(ほうこう)が鳴り響く。日本語吹替の様子も、本編に先駆けて聞くことができる。

■Yaffleのコメント

 まさかミュージックビデオの撮影で、ジオラマがある空間に入れると思っていなかったので、いま感動しています。そして、伊福部さんの偉大な楽曲に関わらせていただき、感無量です。

 今作は凄い迫力とスケール感、そして映画としての広さも感じられる映画でした。その世界観のデカさを曲に落とし込んで、曲の方も迫力に負けないように作ろうと思いました。

 叩き台のビートを作った後、聞く人の耳をしっかり掴む強い力を持つAIさん、そして凄くカッコいいラップと歌心を持つOZworldくんに声をかけ、最強同士が共闘するこの映画とおなじく、最強の二人がバッチリ決めてくれてすごい曲が出来たと思っています。自分も一リスナーとしてとても好きな曲になりました。

 小さい頃からたくさん見ていたゴジラ。映画音楽のお仕事でいつか関われたら、と思っていたので本当にうれしいです。世界で盛り上がっているゴジラの流れの中に、微力ながら加われたのが光栄に思っています。キャラクターが70年続くというのは、とんでもない事だと思います。今後も100年、200年と続いて行ってほしいですね。

■AIのコメント

 あのゴジラとあのコングによる大作映画、オファーを受けた時はうれしくて、やらない理由はありませんでした。Yaffleさんとは最新アルバムで一緒に作業させていただいた時、すごく音楽性が合うなと感じていて、今回またご一緒出来るのもすごくうれしかったです。

 私の子どもたちはゴジラが大好きなので、話が来る前から家がゴジラだらけです(笑)。 私自身も、ゴジラは幼い頃から身の周りにあったものなので「ゴジラのテーマ」の曲も染みついてます。そんな「ゴジラのテーマ」のサンプリングをYaffleさんから初めて聞かせてもらった瞬間は、鳥肌でしたね。そのすごいパワーに負けないように、どういうメロディにしようか悩みながら一緒に作っていきました。

 曲が完成した今、本当にうれしくて、早くみんなに聞いてほしいと思っています!

 ゴジラが誕生して70年。私はもちろん、父も知ってるし、母は海外の人ですけど知っているし…、世界中にこんなにずっと愛されるキャラクターはなかなか無いと思います。

 未だに格好よくてひかれるところがいっぱいです。アニバーサリー、おめでとうございます。

■OZworldのコメント

 まずこの曲の依頼が来た時は、リアルに鳥肌が立ちました。いよいよ愛の権化AIさんとご一緒出来る日が来たのかと思うと、ハピネスがあふれ出しました。

 自分自身小さい頃は、ゴジラや敵のおもちゃで遊んだり怪獣ごっこではゴジラは必ず登場していたり、成長する中で親戚のお兄ちゃん位のポジションでは常に存在していたキャラクターな印象です。

 そして何より今回のテーマである、GODZILLAとKONGの“共闘”という部分にまさに今の時代に必要なメッセージを感じて、去年9月に出した3作目のアルバムを通して伝えたかった根本のテーマともとても似ているものを感じました。

 なので、今回の曲のリリックは無理なく自分の内側から出せた作品になったと思います。アニバーサリーというとても記念すべきタイミングでこの作品に関わらせていただいたことを心からうれしく思います。ダララ ダララ!



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(2024年04月12日 05時00分 更新)

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