全国の書店員が最も売りたい本に贈る「2024年本屋大賞」の受賞作が10日発表され、宮島未奈さん(40)の「成瀬は天下を取りにいく」(新潮社)が大賞に選ばれた。
同作は大津市に暮らす真面目でずぬけた行動力のあるヒロイン、成瀬あかりの中高生時代を描く青春小説。成瀬が大学に進学する続編「成瀬は信じた道をいく」と合わせたシリーズ累計発行部数(電子版も含む)は58万部に上る。
宮島さんは静岡県生まれ、大津市在住。2021年に短編「ありがとう西武大津店」が「女による女のためのR―18文学賞」を受賞。23年、同作を含む「成瀬は天下を取りにいく」で単行本デビューを果たした。
本屋大賞は22年12月1日から23年11月30日までに刊行された日本の小説が対象で、川上未映子さんの「黄色い家」(中央公論新社)や夏川草介さんの「スピノザの診察室」(水鈴社)など10作品がノミネートされていた。
同作は大津市に暮らす真面目でずぬけた行動力のあるヒロイン、成瀬あかりの中高生時代を描く青春小説。成瀬が大学に進学する続編「成瀬は信じた道をいく」と合わせたシリーズ累計発行部数(電子版も含む)は58万部に上る。
宮島さんは静岡県生まれ、大津市在住。2021年に短編「ありがとう西武大津店」が「女による女のためのR―18文学賞」を受賞。23年、同作を含む「成瀬は天下を取りにいく」で単行本デビューを果たした。
本屋大賞は22年12月1日から23年11月30日までに刊行された日本の小説が対象で、川上未映子さんの「黄色い家」(中央公論新社)や夏川草介さんの「スピノザの診察室」(水鈴社)など10作品がノミネートされていた。
(2024年04月10日 16時57分 更新)