山陽新聞デジタル|さんデジ

花々の美しさ引き出した力作並ぶ 岡山 池坊県連合支部の華道展開幕

子どもをイメージしたガーベラが楽しげな雰囲気を醸す大作などが並ぶ会場
子どもをイメージしたガーベラが楽しげな雰囲気を醸す大作などが並ぶ会場
 池坊岡山県連合支部(吉見光枝支部長)による第61回華道展が10日、岡山市北区表町の天満屋岡山店6階葦川(いせん)会館で始まった。季節の花々の美しさを巧みに引き出した力作が並び、訪れた人を魅了している。15日まで。

 テーマは「心ときめく花・未来へ」。大自然の風景を表現する「立花(りっか)」、草木が根を張り生きる姿を伝える「生花(しょうか)」といった古典様式の作品から、和洋の花材を現代感覚で生けた「自由花」まで約90点が並ぶ。

 入場者は、子どもが遊ぶ姿をイメージして生けられた黄やピンクのガーベラが楽しげな雰囲気を醸す大作、鮮やかな黄色がまぶしいオウバイが生命の息吹を感じさせる作品、桜にシルバーの飾りを組み合わせて春らしさを演出したレリーフなどに見入っていた。

 華道が趣味という女性(84)=同市中区=は「ビオラなど、自分では使ったことのない多様な花が美しく生けられていて、新鮮な驚きがあった。早速実践してみたい」と話していた。

 同展は2年に1度開催。会期中、作品を入れ替えながら計275点を披露する。13、14日にはギャラリートークもある。入場料400円(高校生以下と障害者は無料)。

(2024年04月10日 14時28分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ