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ミステリアスなチューリップ咲く 真備、横溝正史の疎開宅前の畑

ミステリアスな雰囲気を漂わせる黒いチューリップ
ミステリアスな雰囲気を漂わせる黒いチューリップ
 推理小説家・横溝正史(1902~81年)の疎開宅(倉敷市真備町岡田)前の畑で、黒いチューリップが咲き始めた。作品世界さながらのミステリアスな雰囲気で来訪者を出迎えている。

 「紫水晶」「キャニオン」など7品種計800本を栽培している。疎開宅管理組合によると、「キャニオン」が今月に入って開花。他の品種もつぼみが膨らみ始めており、中旬にかけて順次咲く見通しという。

 地域の企業から贈られた球根を昨秋に植え、管理組合が育ててきた。浅野昭江管理組合長(80)は「今年は若干色が明るいが、きれいに咲いている。花をめでながら、横溝先生に思いをはせてほしい」と話していた。

(2024年04月09日 18時10分 更新)

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