任期満了に伴う笠岡市長・市議選が７日告示された。市長選は新人で元市議の栗尾典子氏（５６）と、３選を目指す現職の小林嘉文氏（６３）の無所属２人が立候補。８年ぶりに一騎打ちの構図となった。１４日に投開票される。

　企業誘致や市民病院の経営改善などに取り組んできた２期８年の小林市政への評価が最大の焦点。近隣市町を上回るペースで進む人口減少への対応や中心市街地活性化、教育・子育て支援策なども問われる。両氏から推薦申請を受けた自民、公明両党は自主投票で臨み、連合岡山が栗尾氏を推薦している。

　両候補は立候補を届け出た後、市内でそれぞれ出陣式に臨んだ。栗尾氏は「市民の意見を反映できる、対話と調和の市政運営で、新しい笠岡の時代をつくる」と強調。小林氏は「市の財政力を高め、いろんな事業に取り組んだ。流れを止めるわけにはいかない」と訴えた。

　定数２０の市議選は現職１４人、元職１人、新人９人の計２４人が立候補を届け出た。

　投票は１４日午前７時から午後６時まで市内３７カ所で行われ、同８時から市民体育センター（同市八番町）で開票される。

　６日現在の有権者数は３万８６３８人（男１万８５０４人、女２万１３４人）。


　市議選の立候補者は次の通り。氏名、所属政党、現元新の別。（敬称略、届け出順）

天野喜一郎　無現
東川　三郎　無現
大山　盛久　無現
加藤　義久　無新
井木　　守　共元
蔵本　隆文　無現
大本　邦光　公現
大月　隆司　無現
奥野　泰久　無現
桑田　昌哲　無現
妹尾　博之　無現
薮田誠二郎　無新
山本　　聡　無現
藤井　義明　無現
山下　恭司　無新
塚口　可愛　無新
真鍋　陽子　無現
宮崎　秀夫　参新
仁科　文秀　無現
斎藤　一信　公現
村上　太志　無新
西山　博行　無新
守屋　基範　無新
金　　振鎬　無新