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ロシアが時間差攻撃、救助隊標的 ウクライナは非難

 ロシアの攻撃で破壊された店舗=5日、ウクライナ南部ザポロジエ市(Anadolu Agency提供・ゲッティ=共同)
 ロシアの攻撃で破壊された店舗=5日、ウクライナ南部ザポロジエ市(Anadolu Agency提供・ゲッティ=共同)
 【キーウ共同】ウクライナで今月、ロシア軍が同じ場所を一定時間を空けて連続で攻撃するケースが相次いだ。ウクライナ側は、最初の攻撃現場に駆け付けた救助隊や警察、記者らを標的にして意図的に時間差で攻撃を仕掛けていると非難を強めている。

 ウクライナ側によると、東部ハリコフ市で4日午前1時ごろ、住宅地を無人機が直撃した。約1時間後、再び無人機攻撃があり、現場に派遣されていた救助隊員の3人と民間人1人の計4人が死亡した。連続攻撃で10人以上が負傷した。

 南部ザポロジエ市では5日、ミサイル2発による攻撃が起きた40分後、再びミサイル数発が着弾し、民間人計4人が死亡して20人以上が負傷した。ウクライナメディアの記者2人もけがをした。

 ポドリャク大統領府長官顧問は6日、「がれきに埋まった被害者を助けようとしている救助隊員を狙っている。野蛮な攻撃だ」と非難した。米国のブリンク駐ウクライナ大使も「救助隊員やジャーナリストを意図的に殺害しようとする恐ろしいやり方だ」と述べた。

(2024年04月07日 07時01分 更新)

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