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ロリータファッションモデル・青木美沙子、映画『ハピネス』出演 原作者・嶽本野ばら氏自らオファー

映画『ハピネス』(5月17日公開)青木美沙子の出演シーン(C)嶽本野ばら/小学館/「ハピネス」製作委員会
映画『ハピネス』(5月17日公開)青木美沙子の出演シーン(C)嶽本野ばら/小学館/「ハピネス」製作委員会
 俳優の窪塚愛流・蒔田彩珠がダブル主演する映画『ハピネス』(5月17日公開)に、世界に“カワイイ文化”を発信するロリータファッションモデルの青木美沙子が出演していることが明らかになった。原作者の嶽本野ばら氏が自ら出演オファーをかけて実現。蒔田演じる由茉が憧れるメゾン店員役で登場する。

【場面写真】映画『ハピネス』青木美沙子の出演シーンの別カット

 余命1週間と医者から宣告され、「あと1週間しか生きられないなら、最後まで楽しく”自分らしく”過ごしたい」と願う由茉が果たすのは、憧れの“ロリータさん”デビュー。由茉は、“聖地巡礼”と称して恋人の雪夫(窪塚)を伴って、クラシカルロリータの代表ブランド「イノセントワールド」本店を訪れる。憧れの聖地訪問に緊張気味の由茉を優しく迎える店員を青木が演じている。

 今回の出演について、青木は「由茉ちゃんの夢を一緒にかなえてあげられるような素敵な役でうれしかった」と喜びを語っている。

 また、本作との関わりは出演だけにとどまらない。原作に描かれたロリータファッションを忠実に再現するためのアドバイスや、自身の衣装や小物を撮影に提供するなど、撮影に全面協力。映画化するにあたり「登場人物のお洋服は原作に忠実にしてほしい」という原作者・嶽本氏の意向により、かねてから嶽本氏と親交のあった青木に出演と共にファッション協力を依頼した。嶽本氏は「青木美沙子さんがいなかったら、衣装が用意できなかった」と感謝している。

 ロリータファッションについて青木は「自分の好きなものや自分がどう生きたいかを大切にしている人が多い」と分析し、「非日常を楽しみ、魔法のお洋服のように感じるのもロリータの強み」とその魅力を語っている。

 自分に残された日々がわずかと悟った時、「自分らしく生きる」ことを決意し、念願の“ロリータさん”デビューを果たした由茉の心を支えたロリータファッションにも注目だ。

■青木美沙子のコメント

 演技の経験はなかったのですが、野ばらさんからお話をいただき、出演をお引き受けしました。主人公の由茉ちゃんの夢を一緒にかなえてあげられるような素敵な役だったので、とてもうれしかったです。

 「自分らしく生きる」由茉ちゃんの姿に共感し、ロリータファッションを愛するひとりとして励みになりました。ロリータファッションは、現実を離れてお姫様になって違う世界へ行き、日常をリセットし、幸せをチャージできる。着ることで、不安が取り払われるような魔法のお洋服というところが魅力だと思います。

 外見の偏見が強いファッションではあるものの、由茉ちゃんから「自分らしく強く生きられるように」というメッセージをいただいて、勇気をもらいました。この作品を通して、日本だけではなく世界各国にロリータファッションの魅力や日本の文化を知ってもらうきっかけになればうれしいです。ぜひ多くの方にご覧いただきたいです!

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(2024年04月04日 10時00分 更新)

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