山陽新聞デジタル|さんデジ

夢ロゴアートインストラクターYaiYai氏のサポートで作成した「絵文字アート」で子ども・保護者・ボランティアが感謝の伝え合い!

2024年04月03日 10時00分 更新
認定NPO法人皆繋
「ICS垢田家 進級・進学をお祝いする会」

 子どもの居場所づくりを行う認定NPO法人皆繋(みなつなぎ)(山口県下関市、代表理事 林 陽一郎)は、日本財団「子ども第三の居場所」事業の助成で下関市内に設置している子ども・子育て支援の拠点「ICS垢田家(あかだけ)」において、2024年3月30日(土)、「進級・進学をお祝いする会」を開催しました。当日は、子どもたちと保護者、ボランティア、計41名が参加しました。
 会の前半では、普段の活動からお世話になっているボランティアの方々に「オリジナル絵文字アート」の感謝状を送りました。その感謝状は、市内で活動する夢ロゴアートインストラクターYaiYai(やいやい)氏のサポートのもと作成した絵文字アートです。
会の後半では、進級・進学に向けた意気込みを一人ひとり発表しました。その意気込みは、弊会の「※非認知能力育成プログラム」の一環として取り組んだ面談のもと、一人ひとりが自己を見つめ直し、考えたものです。さらには、3月30日に開所3年目を迎えたICS垢田家での今年度の目標を決定しました。この決定に向け、小3児童2名が「学校でやっていることを垢田家でもやってみたい」と、投票箱を作成。利用者一人ひとりに趣旨を説明しながら「垢田家のみんなでがんばりたいこと」をアンケートし、その中からみんなの意見で決めたものです。
 感謝の気持ち、次年度への気持ちを高め、それぞれが次のステージで活躍します。

小1のIくんが「ゲームとはちがった、たのしさ」を感じた絵文字アートを作成
 YaiYai氏による説明のあとに絵文字アートの作成開始。自由さに戸惑いながらも、一旦作成し始めると没頭する子どもたち。色の濃さや重なりを工夫し、その上に感謝の言葉を添えたメッセージカードを作成しました。

YaiYai氏からの温かいサポート
真ん中に大きなハートを描いたIくん
「いつも遊んでくれてありがとう」姉への感謝を綴った小3のEさんの作品
 感謝を伝えたい相手を思いながら仕上げた作品は、どれも優しい色であふれていました。普段伝えられない気持ちを表現した作品もイキイキとしていますが、表現した子どもたち・保護者の方の表情もイキイキとしていました。

姉(中1)への感謝を作品にしたEさん
親子で感謝の気持ちを交わし合う
小5のHくん「早くおばあちゃんにとどけて喜ばせたい」感謝の気持ちを言葉にした発表
 発表は大人でも緊張するものです。「ドキドキした!」と心のうちを述べつつも、スッキリした表情でした。食器の片付けで活躍の小4のYさんはみんなの発表を聞き「いろいろな気持ちなんだ」と、一人ひとりのよさに気づきました。

おばあちゃんへの感謝を発表したHくん
IくんはYaiYai氏へ感謝を届けました
決定!みんなへのアンケートをもとに投票で決定した「垢田家 今年度の目標」
「垢田家 今年度の目標」の計画がスタートしたのは2月。当日に司会を務めた小3のKさんとCさんの「学校と同じようにしてみたい」という思いが発端です。まず、利用している子どもたちにアンケートを取りました。Kさん・Cさん・スタッフで4つにまとめた上で、保護者・ボランティアの方々、YaiYai氏も含めて参加者全員で投票。事前に子どもたちが色づけしていた画用紙にYaiYai氏が目標を書き込み、素敵な額縁が完成しました。

小3Kさん・Cさんが2月から計画
保護者・ボランティアの方々も投票

決定直後、YaiYai氏がその場で…
「垢田家 今年度の目標」が入った額縁
「すごいことをやりきってドキドキした気分」当日を振り返った小3のKさん
 会を終え、緊張が解けたKさんは笑顔で写真に収まりました。「なんかいい気分」と振り返った小1のFくんもピースで写真撮影。スタッフもボランティアの方から花束をいただき、垢田家全体で感謝を伝え合った会となりました。

子どもたちからボランティアの方々へ
「目標」を中心に最後はみんなでパチリ
独自開発した「※非認知能力育成プログラム」で子どもの成長を支援
 弊会は2018年より子どもの非認知能力を育成する包摂的地域交流拠点として活動をしています。一方、提供する教育の質を高めようとする上で、具体的な成長の姿や育むための仕組み、効果検証をする評価スケールなどがなく、質自体が不透明でした。そこで、非認知能力基づいた評価スケールと学習・生活支援とを関連付けて取り組む「非認知能力育成プログラム」を開発・運用しているところです。評価スケールとは「失敗したことをくよくよ考えることがありますか」など、非認知能力を生活場面に当てはめ、その時の自身の状態を四件法で回答するものです。約4カ月に1回実施し、同時にスタッフによる第三者評価も行っています。それらの結果をもとに成果や課題をサービス計画書に記し、子ども・保護者・スタッフでの懇談で共有。一人ひとりの非認知能力の伸長に繋げています。現在、来所回数が週1回以上の子、継続的な来所後「卒業」した子の結果について、入所時の基礎値と比べて直近の値が伸びていることが分かっています。

認定NPO法人皆繋スタッフ「子ども第三の居場所 ICS垢田家」とは 「ICS垢田家」は、子ども第三の居場所コミュニティモデルとして、2022年3月に開所しました。
「ICS (Inclusive Community Spot)」は、包摂的地域交流拠点を意味しています。小学生・中学生を主な支援対象としながら、子育て世代やシニア世代などさまざまな地域住民が相互に作用しながら支え合える、日常的な居場所を目指しています。スタッフ及びボランティアによる、子どもたちの「預かり事業」を展開し、学習支援や食事提供をすべて無料で実施しています。認定NPO法人皆繋が日本財団の助成を受け、下関市との三者協定によって運営しています。
施設概要
名称:ICS垢田家
住所:山口県下関市新垢田南町1丁目11-11
主な利用者:小学生~中学生(定員20名程度)
開所日時:月、金曜は午後3時半~7時半
     土曜は午前11時半~午後5時半
設備:フリー(多目的)スペース、学習スペース、
   相談スペースなど
利用料金:無料
スタッフ:常時3名
・メンタル心理カウンセラー資格保持者
・教員免許保持者
・タクティールケア資格保持者
※保護者の方やご家族の子育てに関するご相談にも応じることが可能





日本財団「子ども第三の居場所」「子ども第三の居場所」とは 「子ども第三の居場所」は、すべての子どもたちが将来の自立に向けて生き抜く力を育むことを目的として、日本財団が中心となって2016年より全国に開設しています。「子ども第三の居場所」では、特にひとり親世帯や親の共働きによる孤立や孤食、発達の特性による学習や生活上の困難、経済的理由による機会の喪失など、各々の置かれている状況により困難に直面している子どもたちを対象に放課後の居場所を提供し、食事、学習習慣・生活習慣の定着、体験機会を提供しています。同時に、学校や地域、専門機関と連携し、「誰一人取り残されない地域子育てコミュニティ」のハブとしての機能を担っていきます。現在全国に200ヵ所設置されています(2024年2月末時点)。



<本件に関するお問い合わせ>
認定NPO法人皆繋「ICS垢田家」 / 山口県下関市新垢田南町1丁目11-11
TEL:083-227-3201 FAX:083-227-3202 Mail:info@minatsunagi.org
担当:勇士・仲山・萱野(担当)
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

あなたにおすすめ

ページトップへ