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鳥島近海で海底噴火の痕跡 地震・津波原因か、海保

 海上保安庁は29日、東京・伊豆諸島の鳥島近海で海底火山の噴火の痕跡を確認したと発表した。昨年10月9日に発生した鳥島近海を震源とする地震と津波の原因だった可能性が高いとした。調査結果を火山噴火予知連絡会に報告する。

 海保によると、今年1月に測量船で海底地形を調べ、エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が2022年12月に取得したデータと比較した結果、孀婦海山に新たな火口が形成されていたことが分かった。火口は直径約1・6キロで、噴火の前後で水深が最大451メートル変化していた。火口の北側で大規模な斜面崩壊があった。

(2024年03月29日 15時39分 更新)

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