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高梁グリーンパーク 29日開業 民間複合施設、発電所は近く稼働

29日にレジャー施設が開業する「高梁グリーンパーク」
29日にレジャー施設が開業する「高梁グリーンパーク」
バイオマス発電所を見学する出席者
バイオマス発電所を見学する出席者
 高梁市の健康増進施設「朝霧温泉ゆ・ら・ら」(2014年廃止)の跡地に民間企業が整備していた複合施設「高梁グリーンパーク」(同市松原町神原)が完成し、28日、現地で記念式典が開かれた。レストランなどが入るレジャー施設と木質バイオマス発電所からなり、レジャー施設は29日に開業する。

 情報通信企業・エヌディエス(岡山市南区福浜町)が2022年10月から工事を進めていた。レジャー施設のうちレストランでは、備中牛肉のすき焼き丼といった地元食材を使ったメニューを提供。おもちゃで遊べるキッズルーム、特産品の販売所も設けた。屋外にはドッグランもある。

 発電所は近く稼働する。年間で一般家庭4300戸分に相当する1580万キロワット時を発電し、全量を電力会社に売る計画。間伐材などを高梁、新見市内で集め、両市内の自社工場でチップに加工して利用する。

 近藤隆則高梁市長ら関係者約110人が出席した式典で、佐野浩一社長は「高梁の地域資源を生かし、多くの人に楽しんでもらえるサービスを提供する」と述べた。

 「ゆ・ら・ら」は2000年11月にオープンしたが、利用低迷で12年末に営業を終えた。市は21年9月、跡地と建物を約1億1300万円で同社に売却した。

(2024年03月28日 17時05分 更新)

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