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水原氏「窃盗」届け先は? 大谷選手側明かさず、報道

 大谷翔平選手(ゲッティ=共同)
 大谷翔平選手(ゲッティ=共同)
 【ワシントン共同】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手の元通訳水原一平氏による違法賭博問題で、スポーツ専門局ESPNは27日までに、「大谷選手は巨額な窃盗の被害者だ」と主張する同選手の代理人が、被害届の提出先について明らかにすることを拒んでいると報じた。州や連邦の捜査機関を取材したが、通報があったとの確認が取れないとした。

 大谷選手自身も25日の報道各社への取材対応で、水原氏が「僕の口座から盗んでみんなにうそをついた」と述べた。水原氏は違法ブックメーカー(賭け屋)に借金があり、大谷選手の口座から少なくとも450万ドル(約6億8千万円)が送金されたとされる。内国歳入庁や大リーグ機構が調査を進めているが、依然として謎が多いままだ。

 ESPNによると、国土安全保障省は声明で、内国歳入庁と共に、水原氏の役割を含めた全体的な調査を進めていると説明した。水原氏の窃盗容疑が対象に含まれるかどうかや、大谷選手側からの接触の有無は明らかにしていない。

(2024年03月28日 06時14分 更新)

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