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英キャサリン妃、がん公表 2月下旬から化学療法

 英王室のキャサリン妃=2023年12月、英ノーフォーク州(ゲッティ=共同)
 英王室のキャサリン妃=2023年12月、英ノーフォーク州(ゲッティ=共同)
 【ロンドン共同】英国のウィリアム皇太子の妻キャサリン妃(42)は22日、がんの治療を受けていると公表した。英王室によると、2月下旬から化学療法を受けている。部位や進行度は明らかにしていない。英王室では、チャールズ国王もがんと診断され、外来で治療を続けている。

 キャサリン妃は1月中旬に腹部の手術を受けた。当時は、がんでないと判断されていた。X(旧ツイッター)に投稿した動画で「私は元気で、日に日に体調が良くなっている」と話した。時折笑顔を見せながら、治療に専念して公務に復帰する意欲を示した。

 ほかのがん患者に「希望を失わないでください。あなたは1人ではない」と語りかけた。

 がんを公表したタイミングについて「ジョージ(王子)、シャーロット(王女)、ルイ(王子)に説明し、私は大丈夫だと安心させるのに時間がかかった」と説明した。

 キャサリン妃の病状を巡っては、臆測が飛び交い、入院していた病院の職員が診療記録に不正にアクセスした疑いも報道されている。キャサリン妃は動画で「治療が終わるまでプライバシーが必要だ」と訴えた。

 スナク首相は「英国民を代表して迅速な全快を願う」とのコメントを発表した。

(2024年03月23日 07時08分 更新)

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