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米報道、厳しい論調が目につく 元通訳・水原氏の賭博疑惑

 通訳の水原一平氏(左)にとって最後の試合となった20日のパドレス戦で試合を見つめるドジャースの大谷翔平=ソウル(共同)
 通訳の水原一平氏(左)にとって最後の試合となった20日のパドレス戦で試合を見つめるドジャースの大谷翔平=ソウル(共同)
 【ロサンゼルス共同】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手の通訳を務めた水原一平氏が、違法賭博に関与した疑いで事実上の解雇となった問題で米メディアは21日、コラムやオピニオンでも大きく取り上げた。厳しい論調や踏み込んだ内容が目についた。

 米ニュースサイト、ポリティコは「世界一有名な野球選手の通訳が絡んだことで、既に1989年のピート・ローズ以来となる球界最大の賭博スキャンダルだ」と、野球賭博で永久追放となった通算最多安打記録保持者のローズ氏を引き合いに出し、衝撃度の大きさを表した。

 大谷選手の口座から送金があったとされることに、ロサンゼルス・タイムズ紙は賭博に詳しい専門家の見解として「連邦法には違法賭博業者の債権回収を手伝えば、賭博業をやっていることになる規定がある。違法賭博と知って借金を肩代わりしたのなら、大谷が重い処罰を受ける可能性がある」と伝えた。

 全国紙USAトゥデーは「水原一平の解雇は大谷の偉業を伝える物語に永久にひも付けられることになる」とした。

(2024年03月22日 21時03分 更新)

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